足関節捻挫

◆足関節捻挫とは？

スポーツや日常生活にて、足首を捻り足関節周辺の組織を損傷する病態です。靭帯損傷から骨折を伴うものまであり、治療を進めるには正確な診断が必要です。

◆足関節捻挫の症状は？

足関節捻挫を負傷すると下記のような症状が見られます。

・足首の痛み(外側、内側)
・歩行時痛
・関節のゆるみ
・内出血
・腫れ
・可動域制限　など

◆足関節捻挫の原因は？

スポーツなどで多発するスポーツ外傷ですが、一般の方々にも多い外傷であり段差やハイヒールなど足が不安定な場合に起こります。

捻挫は関節を支持している靭帯や関節包が損傷することで場合によっては骨折まで起こるものもあります。

靭帯の損傷程度で3つに分類します。

Ⅰ度捻挫　靭帯が伸びる程度の損傷

Ⅱ度捻挫　靭帯の一部が切れるもの

Ⅲ度捻挫　靭帯が完全に切れるもの

Ⅲ度捻挫は非常に重症でオペの適応となることもあります。

◆足関節捻挫の治療は？

軽度の捻挫であれば、負傷直後からでも周囲の筋肉の治療を行い関節の動きを制限せずに過ごすことが可能です。

Ⅱ度以上の捻挫では靭帯の部分断裂が起きている患部の治癒を最優先に考え、なるべく関節に負担がかからないような生活を心がけていただきます。関節の緩み、靭帯損傷の重症度で固定の程度を決定します。

Ⅲ度捻挫のような重症の場合は完全固定にて関節を保護する必要もあります。