◆鍼通電療法とは
鍼通電療法とは、体に刺した鍼に電極を取り付けて、そこに低周波などの電気刺激を流す治療法。
一般的な鍼治療に電気の刺激を加えることで、筋肉の収縮や神経刺激を引き起こし、筋緊張緩和や鎮痛効果を高める目的で行われます。
別名「パルス鍼」や「電気鍼」とも言う。
◆治療の目的と効果
この療法の主な目的は、筋肉の緊張を和らげることや、痛みを軽減することです。電気刺激によって筋肉を意図的に動かすことで、血流が改善され、こりや痛みの原因となる物質の排出を促します。また、神経を刺激することで、脳内で鎮痛物質が分泌され、痛みの感覚を抑える効果も期待されます。
◆よく使われる症状や疾患
当院では、慢性的な肩こりや腰痛、ぎっくり腰、坐骨神経痛、顔面神経麻痺、スポーツ障害などに幅広く使用します。特に、深い筋肉にアプローチが必要なケースや、普通の鍼だけでは反応が乏しい場合にも使用します。
◆治療の流れ
治療は、通常通りに鍼を刺し、その後鍼に電極を接続します。治療器で強さやリズムを調整しながら、電気刺激を5〜15分程度流します。刺激の種類には、連続的に電気を流す方法や、強弱をつけたリズムを交互に与える方法などがあり、症状や患者の感受性によって使い分けます。
◆鍼通電療法の特徴
この治療法は、通常の鍼治療と比べて即効性が期待できるケースが多く、治療後に筋肉がほぐれた感じや、痛みが軽くなる感覚を得る患者様が多いです。
身体でお困りの方ご相談ください。